「どんなランドセルを選べばいいんだろう?」
子どもが6年間毎日背負うものだからこそ、後悔のない選び方をしたいですよね。
でも実際は……

色もデザインも素材も、
種類が多すぎて迷ってしまう!
調べれば調べるほど、迷宮入り……
そこでわが家では、選ぶ前に親子でしっかり話し合い、「条件を整理」することを大切にしました。
ラン活の参考になれば嬉しいです!
- ランドセル選びに迷っている方
- 子どもの意見と、親の判断をどう折り合わせるか悩んでいる方
- 展示会や店舗に行く前に、条件を整理しておきたい方
- 実際にどんなことを考えて選んだのか、リアルな体験談を知りたい方
ランドセル選び、子どもの意見はどこまで尊重する?

そもそも、なのですが……
「子どもの意見をそのまま受け入れる?」
「どこまで親が口出ししていいんだろう……」
ランドセル選びにおいて、まず最初に悩むポイントのひとつではありませんか?

本人が気に入ったものを選ぶのが一番。
でも、親が全く関与しないのも違う気がして……
私自身、正直すごく悩みました。
親には一応人生経験があり、ランドセルを6年間使うという長期的な視点も持っています。
対して子どもは、「今、この瞬間、目の前で一番好きなものを選ぼうとする」んだと感じます。
それが悪いとか未熟だということではなく、純粋に、全力で「今」を生きているんですよね。
個人的に、わが家の6歳息子には「あのとき自分で選んだのだから、好みが変わっても6年間責任を持って使いなさい」というのは、逆にちょっとハードなようにも感じました。
このように考えたので、わが家では「決定権は子どもにある」というスタンスながら、現実的に考えるための材料はちゃんと提示しよう、そのうえで話し合って決めよう、という風に進めました。
- 毎日学校に持っていくものだよ
- 6年間、同じランドセルを大事に使ってほしい
- 12歳になる頃まで使うものだよ
たとえばこのような言葉で、「飽きたからって買い替えるものじゃないんだよ」ということを伝えました。
わが家の息子も「お兄さんになっても使うんだ」というイメージがわいてきたようです。

「今のボクは可愛いから水色やピンクが似合うけど、
12歳のボクはカッコいいからカッコいい色も考えてみる!」
実際の息子のセリフです(笑)
今現在の本人の納得感を大事にしつつ、後悔もしにくい選択&進め方ができたのではないかな?と振り返ってみても感じています。
ランドセル選び、わが家が重視した6つの条件

親子での話し合いを経て、わが家がランドセル選びで重視することにしたポイントは、以下の6つです。
- 色は黒or紺
- シンプルで飽きないデザイン
- 軽い、体への負荷が少ない
- 作りが丈夫、修理の保証がある
- 荷物がたくさん入る
- 本革かそれに近いもの
この条件をもとに親子で話し合い、候補をしぼり込んでいきました。
その条件にした理由と、考えたこと

わが家が重視した6つの条件について、その選択をした理由をひとつずつご紹介します。
色は黒or紺にした理由
息子は「12歳のお兄さんになっても使うもの」というイメージを自分なりに持っていたようです。
今好きな色の中でも、将来カッコいいお兄さんになった自分にも似合う色がいい、と考えたらしく……
参考に、いわゆる男の子の定番カラーを提示してみました(黒・紺・青・深緑・ブラウン・グレーなど)。

息子と一緒に、近所の小学生のランドセルカラーを観察してみたりもしました。
身近な「カッコいいお兄さんたち」で、イメージを具体化(笑)
そのなかで本人が「黒か紺がいい」と選んだ、というのが色を決めた理由です。
シンプルで飽きないデザイン
刺繍やロゴなど、個性的でかわいいデザインもたくさんありますよね。
ただ、低学年のうちは好みが変わりやすいことや、服装や周囲の雰囲気との相性も考慮しました。
特にわが家は転勤族なので……小学校ごとに環境が変わる可能性も考え、長く使えるシンプルなデザインに決めました。
本人はここでも「6年間使う」ということが腹落ちしていたようで、モチーフつきのランドセルは特に望みませんでした。
ちなみに、わが家が選んだ池田屋ランドセルでは、「はがせる刺繍シール」を採用しています。
<参考>
▶池田屋ランドセル|「ランドセルに刺繍を入れない3つの理由」
▶池田屋ランドセル|池田屋ランドセル専用 はがせる刺繍シール
「好きなモチーフの刺繍がほしい!」という方は、こうした柔軟性のある方法でデザインを楽しむのもおすすめです。
軽さと体への負担の少なさ
「ランドセル重すぎる問題」、よく話題になりますよね。
<参考>
▶:朝日新聞EduA|「小学低学年で平均重さ約4キロとの調査も 専門家に聞く「ランドセル症候群」予防策」
わが家でも、体への負担ができるだけ少ないランドセルを選ぶことにしました。
6年間ずっと背負うことを考えると、見逃せないポイントですよね。
丈夫さと修理保証の安心感
わが家は元気な男の子なので特に、ランドセルが破損しないか心配でした。
ランドセルを椅子にしたり、帰宅後もポイっと放り投げたり……あるあるですよね。
そのため、耐久性の高い丈夫な作りと、万が一壊れたときにしっかりサポートしてもらえる修理保証があることを重視しました。
収納力(荷物がたくさん入る)
タブレットや体操服、水筒など、現代の小学生の荷物は多いです!
学校で働く知人からは、「荷物は一つにまとめられると楽だよ~」と聞きました。
ランドセルと別で持つ荷物が増えると、“うっかりどこかに置いてきた”が多発するんだそうです(特に男子)。
「荷物をまとめればまとめるだけ、ランドセルが重くなるよなぁ……」と、「軽さと体への負担の少なさ」との矛盾で悩ましいところなのですが……
収納力も、あるに越したことはないよね、と考えました。
本革か、それに近い素材
本革の見た目の上質さ・劣化しにくいという利点はもちろん、わが子には良い物を持たせてあげたいという親の思いもあります(エゴですかね……)。
ただ本革製品はどうしても重くなるので、子どもの負担になってしまうのは本望にあらず。
見た目の高級感や耐久性、そして軽さのバランスを考えながら、本革かそれに近い高品質な人工皮革で候補を見ていくことにしました。
条件を決めておいてよかったこと

ランドセル選びって、思っていた以上に種類が多くてびっくりしますよね。
あらかじめ、わが家なりの条件を明確にしておいたことで、いくつかのメリットがありました。
- 展示会や店舗で迷いすぎずに済んだ
- 何も決めずに見に行くと、あれもこれもよく見えてしまうもの
- 条件を絞っておいたことで、迷宮入りを防げた
- 親子で意見がすれ違いにくくなった
- 事前にしっかり話し合っておいたことで、現物を見たときのすれ違いが減った
- 「これなら○○の条件にも合うね」と、共通の基準があることでスムーズに選べた
- 候補のランドセルを早めに絞ることができた
- 候補探しの段階でぐっとしぼられ、結果的に動き出してからはスムーズに
まとめ|ランドセル選びは、条件整理がカギ!
ランドセルは、子どもが毎日使うもの。
親が先回りして決めるのではなく、子どもの意見を取り入れつつも、判断の材料や視点を親が与えてあげることが、わが家なりの良い選択につながったと感じています。
一生に一度の買い物だからこそ、親子で条件を話し合って整理しておくことが、スムーズにラン活を進めるポイントだと思いました!
この選び方が正解とは限りませんが、これからラン活をするご家庭のヒントになれば嬉しいです。