みなさん、「STEM教育」に興味はありますか?
「STEM(ステム)教育」とは……
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Mathematics(数学)
理数系の分野を横断的に学び、創造性や問題解決力をはぐくむ教育のこと。
近年は、芸術などの教養(Arts)要素を加え「STEAM教育」と言われることもある。
STEM教育発祥の地アメリカでは、2000年代から教育に取り入れられており、日本でも2020年頃から注目されるようになりました。
幼児にとって、早期に科学的な思考や好奇心を育むことが重要だとされています。
わが家では、「Baby University(ベイビーユニバーシティー)シリーズ」の幼児向け絵本で、STEM教育を取り入れています。

教育、というとなんだか堅苦しいですが……
好奇心のタネをまけたら、という感じです。
子どもも気に入っており、とってもおすすめです!
単純に絵本としてもかわいいので、プレゼントにも良さそうです♪
興味がある方、参考にしてみてください。
- 子どもの理系教育に関心がある方
- 子どもの興味関心を広げたい方
- 幼児向けの理系絵本を探している方
- ひと味ちがう絵本を読んでみたい方
Baby University(ベイビーユニバーシティー)シリーズとは?
![出典:Baby Universityシリーズ[公式サイト]](https://yuzukoblog-writing.com/wp-content/uploads/2025/03/BabyUniversity.jpg)
「Baby University(ベビー・ユニバーシティ)」シリーズは、幼児向けの科学絵本シリーズです。
かわいいイラストとシンプルな言葉で、難しい科学的な概念を簡単に説明しています。
長男も次男も、読んでいて「わかった!」とは言いません。
ただ「そういうものなんだね~」という風に、まったく抵抗なく受け入れています。
当たり前に理科的な感覚を培っているのかな?と感じる良本です。
大人が難しいと思っていることも、子どもは感覚的に吸収できる可能性もありますよね。
好奇心のタネをまくことで、未来の科学者を育てることにつながるかもしれません!
「Baby Universityシリーズ」おすすめ絵本

「Baby Universityシリーズ」は、現在サンマーク出版より4つ日本語版が販売されています。
このうち、わが家は3冊導入済みです。
どれも感覚的に理解できるよう、すごくシンプル・端的にまとまってます。
歌の絵本で歌を覚えちゃう感覚で、理科・科学を身近に感じているように思います。
それぞれご紹介しますね。
「ニュートンりきがくfor babies」
ニュートンの運動法則や力の基本的な考え方が説明されています。
物を押すと動く、動いているものは止まるまで動き続ける、といった概念です。
ニュートンといえば「どうしてリンゴは落ちるんだろう」のエピソードで有名ですよね。
身近に感じやすい重力について扱っているので、シリーズの導入にもちょうどいいと思います。
「ロケットかがくfor babies」
こちらは、ロケットの動きに関する基本的な理論をあつかっています。
子どもたちが大好きな乗り物がテーマなので、とっつきやすいかと思い「ニュートンりきがくfor babies」の次に購入しました。
まず、風を利用して飛行機が飛ぶ仕組みの「揚力(ようりょく)」について説明。
「でも、空気のない宇宙ではどうやって飛ぶ?」と、ロケットの用いる「推力(すいりょく)」について紹介してあります。
親の私も、「だから飛行機の翼ってあの形なんだ!だから飛べるんだ!」と今更ですが理解したり、ロケットの飛び方も深く考えたことがなかったのでハッとさせられました。
想像通り、「ひこうき!ろけっと!!」と、子どもたちの食いつきもバッチリです。
「りょうしりきがくfor babies」
「量子コンピュータ」という言葉は、ニュースでも目にすることはありますよね。
この本ではまず、陽子、中性子、電子の説明が図解されています。
(原子の構成ですね。いわゆる「すいへーりーべー……」が原子です。)
その電子が発するエネルギーのことを「量子」といいます。
「量子」という名前から、陽子、中性子、電子と同じ“つぶつぶ”のように思えますが、実はエネルギーのことを指す名称だそうです。
ややこしいですね……
この原子の構成と、量子というエネルギーについて、シンプルなイラストで説明してあります。
……読んでいて、???となりましたか?私もです(笑)
本来はとても難解な内容です。
ただそれがすごくシンプルに説明されているので、頭のやわらかい子どもたちは感覚的に「ふうん」と受け取っているようです。
「そうたいせいりろんfor babies」
わが家の夫はゴリゴリの理系くん。
それでも「相対性理論だけはうまく説明できる自信がない……」とのこと。
自分の頭が整理できてから子どもに買い与えたいそうで、現在夫の準備が整うの待ちです(笑)。
買って読んでみたら、ここの欄を更新して感想を載せますね!
からだのなぜ?えほん

こちらは、文響社から出版されているシリーズです。
3冊出版されているうち、わが家は2冊持っています。
- 「なぜてをあらうの?」
- 「なぜちゅうしゃをするの?」
- 「なぜおいしゃさんへいくの?」(未購入)
先ほどのものとは、日本での出版社が異なるのでイメージもだいぶ違いますが、翻訳前の英語版ではおなじ「Baby Universityシリーズ」で出版されてます。
「なぜてをあらうの?」
コロナ禍に翻訳出版されたこともあり、手洗いの必要性がわかるかと思い購入しました。
「手を洗ってね!」から一歩進み「手を洗わなきゃいけない」理由がわかったのか、家に帰ると手を洗う習慣ができました。
子どもなりに、理由がわかると納得感を持てるみたいですね。
「ニュートンりきがくfor babies」のシリーズと比べると、文字の数が少し多いです。
その分、読み聞かせはちょっとしんどいです(笑)。
ただイラストはさすが、わかりやすいです。
ウイルスや細菌がかわいいキャラクターになって登場し、それをまたかわいい抗生物質がやっつけます。
子どもたちは気に入っていますし、おかげで手洗いも習慣化したので、買ってよかったと感じています。
「なぜちゅうしゃをするの?」
上の「なぜてをあらうの?」同様に、こちらも子どもの予防接種に役立っています。
痛いですもんね、注射。
子どもからしたら、なんであんな痛いことをしなきゃいけないんだ!と思いますよね。
こちらも、かわいいイラストの抗原さん(バイ菌)と抗体さん(免疫)がやってきて、ワクチンの仕組みを教えてくれます。
さすがに手洗いに比べると納得感は弱めですが(「痛いものは痛いし!」ですよね……)
それでも、理由はあるんだな、というのは感じてくれています。
日本語に未翻訳のシリーズも買ってみました
「STATISTICAL PHYSICS for babies」

「Baby Universityシリーズ」は、まだ翻訳されていないものがたくさんあります。
- 親子ともに上記2シリーズが気に入ったため、他のも知りたくなった
- 言葉がわからなくてもイラストから感じるものがあるかも
そんな理由で、調子に乗って英語版も1冊購入してみました。
わが家が購入してみたのは、「STATISTICAL PHYSICS for babies」(統計物理学≒熱力学)です。
例えばですが、水に一滴インクを垂らすと、その色がふわぁーっと広がっていきますよね?
お風呂のお湯って、どんどん冷めていきますよね?
そういった現象を、カラフルなボールの絵をつかってイメージ化しています。
もちろん英語なので意味は分かっていないはずですが、柔軟な子どもたちは食い入るように絵を見ています。
また未翻訳だからこそ、外国でもこの絵本を読んでいる子がいるという事実に、どこかしらワクワクしたようです。

「日本にはないものが世界にはあったりする」という感覚の発見だけでも、すごいことだと思います……!
気になる分野が未翻訳で、イラストからでも感覚的に学びたい場合は、未翻訳版を買ってみるという体験もなかなか面白いですよ!
赤ちゃんからのSTEM教育におすすめです!
時代はどんどん進んでいき、新しい技術も次々と誕生してきます。
親の私たちが受けた教育では、新しい時代を生きていく子どもたちには不十分かもしれないと日々感じます。
子どもたちにとってベストなタイミングで、興味関心を広げてあげられるように、いろんなきっかけを与えてあげたいです。
同時に、親の私たちも再び勉強できたらな、と思います。
「どんな時代でも生きていける力をつけてほしい」とも思いますし、そもそも学ぶことって楽しいですもんね。
そう思ってほしいです。
好奇心の種まきに、「Baby Universityシリーズ」おすすめです!