彼氏や彼女、もしくは自分が転勤のある仕事の場合、結婚について悩みませんか?
「仕事を辞めないといけない?」
「家は買えるの?」
正社員で定年まで働いた場合と退職後専業主婦でいた場合とでは、なんと、2億円以上の差がつきました。
生涯賃金の差は有名な話ですし、住まいも定まらず、不安要素が多いですよね。

転妻歴10年の『ゆずこ』です
- 夫は学生時代の同級生
- 大企業総合職を結婚退職
- 30代2児の母
筆者も転勤族×転勤族の結婚でした。
社宅住まいで周囲も転勤族が多いので、いろんなケースを知っています。
この記事では、転勤族の結婚事情について、自分や周囲の実例をもとにまとめます。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。
転勤族×転勤族の結婚~筆者の体験談~

結婚する当時考えたこと
家族で一緒に過ごす時間を優先したい
筆者と夫は転勤族×転勤族のパターンで、難易度が一番高いパターンでした。
その努力を長年続ける自信がもてなかったのと、家族で一緒に暮らすことを優先したいと思い、私が退職しました。
夫でなく私が退職したのは、仕事への熱量を見たら、夫のほうが今の仕事を続ける価値があると思ったからです。
仕事より結婚のほうがチャンスが少ない
他の、転勤族じゃない相手との結婚、という考えもあると思います。
ただ私は、結婚は誰とでもできるものではないし、気心知れた夫と過ごす人生が一番いいと考えました。
もとより色恋事には疎く、勉強のほうが向いていた自分。
夫を逃すと、私と結婚しようなんて思ってくれる奇特な方とは、もうなかなか出会えないだろうなぁとも思ったのも事実です。
人生で一番ほしいと思ったのが「家族」
最後に、結婚か仕事かで迷ったとき、自分の人生のゴールから考えてみました。
「仕事でこんな実績を世の中に残せた」
「大好きな家族に囲まれて暮らせた」
どちらが自分の人生に満足できるか?
私にとっては後者でした。
仕事はまた探せても、結婚のチャンスはもうないかもしれない。
そのため、仕事は好きでしたが退職し、転勤族との結婚を選びました。
現在どうしてる?後悔はない?
結婚後の仕事について
10年ほど前に結婚退職し、転勤先についていく生活が始まりました。
大企業総合職(事務系)
↓
転勤先でパート(事務系)
↓
転勤先でパート(事務系)
↓
育児に専念
しばらくは転勤先でパートをしていましたが、出産してからは自宅にいます。
子どもが少し大きくなったので、こうして在宅ワーク(ブログやWebライター)を始めました。
家はどうしてる?
結婚して以降は、夫の転勤についていき、赴任先で社宅に入居しています。
子どもたちも一緒に引っ越しをしています。
上の子が小学生になるのと、ローンの年数のことを考えて、現在マイホームを計画中です。
夫の会社の本社近くのまちを拠点にすることにしました。
単身赴任期間がいちばん少なくなりそうと予想してのことですが、どうなるでしょうか……
後悔はなし!
どんどんキャリアを積み上げている友達、自分の稼ぎを好きなものに投資している友達を見ると、うらやましく思えることもあります。
自由そうで、キラキラ見えて、自分が歩めなかった道のことを想像することはあります。

それでも、後悔はありません!
人生すべてを手に入れることはできません。
どこかで必ず、選ばないといけない分かれ道がやってきます。
人生は、その選択の積み重ねだと思っています。
私も、私にしかできないことをやっています(わが子の母親は私以外にはいません)。
人生で手に入れたかった「家族」がそばにいます。
「あのとき違う道を選んでいたら、この子たちに会うことはできなかった」
子どもたちの存在が、私の人生の選択をまるっと肯定してくれます。
そう考えると、じゅうぶんですね!
転勤族との結婚

転勤族との結婚といっても、いろんなパターンがありますよね。
どちらかだけ転勤があるのか、夫婦ともに転勤があるのか……
それに、会社や職種によっても、転勤のエリアや年数も違います。
人によっていろんな可能性が考えられますね。
どんな選択肢があるのか洗い出してみたので、具体的に見ていきましょう。
仕事について
互いに今の仕事を継続
筆者の周りにも、それぞれの仕事を続けている人もいます。
今の仕事が好きなら、辞めずに済むのが一番理想的ですよね。
- とりあえずは別居婚や単身赴任
- 同エリアに転勤願い
- 片方が新幹線通勤
- 在宅ワーク可能か会社と交渉
- そのうち産休・育休で同居期間が発生
- 会社によっては、配偶者転勤の休職制度も
このような選択肢を駆使しながら、結婚生活も頑張っています。
転勤族とはいっても、転勤の時期や範囲は人によって様々です。
うまく調整して一緒に住めたらベストですよね。
どちらかが退職・転職する
こちらのパターンもたくさんいます(筆者もこちらに該当)。
- 定住するまでは専業主婦(主夫)
- 地域のサークルやボランティア活動に参加
- 転勤先で再就職
- 在宅ワークをはじめる
みなさんいろんな過ごし方をされています。
結婚後は、子どもが生まれることも多いタイミングなので、転勤帯同中は育児に専念されているパターンが多いと感じます。
子どもが成長したら、また仕事をするという方も多いです。
ちなみに……結婚退職するのは女性側とは限らない!
一昔前だと、女性側が寿退職して家庭に入るというイメージがありました。
しかし、今は必ずしもそうとは限りません!
筆者のまわりでも、奥様の仕事に合わせて転職した旦那様を何人か見ています。
- 旦那さんがテレワーク可能な会社に転職活動
- 旦那さんが専門職で、転勤先でも再就職できる確率が高い
たとえばこのようなケースでは、旦那さん側が仕事を変えていました。
ベストな選択肢は、各家庭によって異なって良いんですよね。
住まいについて
お互いの勤務地で別居婚
両方が転勤族の場合、それぞれが赴任地で暮らすことになると思います。
勤務地が近い場合に同じ家に住む→また各自赴任地に引っ越し
というのを繰り返すイメージです。
もし子どもがいたら、どちらに帯同するかその都度考えなければいけません。
夫側と妻側、両方の拠点が動くので大変ですが、今の仕事には代えられない!という方ももちろんいると思います。
転勤先についていく
片方が退職したり、転職を考える場合はこちらになるかと思います。
わが家はこのパターンです。
転勤する側の赴任地に、家族でついていって暮らします。
子どもも転校など環境の変化を伴うので、大変なことも多いです。
ただ、幼少期を家族で一緒に過ごせるというメリットがあります。
拠点を決めて単身赴任
夫か妻どちらかが結婚退職したか、転勤のない仕事に就いている、または再就職をした場合に考えられます。
- 転勤のある側が、もっとも長い期間住めそうなエリアに拠点を決める
- 転勤のない側の拠点で賃貸・マイホーム購入
- 夫or妻の実家近くに居を構える
家庭によって、拠点の決め方は様々です。
転勤のある側が単身赴任になることは、許容しないといけなくなります。
ただ、家族は生活が定まりますし、拠点があるという安心感は持てますよね。
おわりに
転勤族との結婚は、考えなければならないこと、ときには諦めなければならないこともあります。
大変そうに思えますよね。
悩むと思いますが、人の数だけ、答えがあると思います。
ぜひ、自分らしい人生の選択をしてください。
筆者の経験談が、どなたかの参考になれば嬉しいです。