【子連れ旅】SLやまぐち号に乗ってみた!予約方法・乗車の様子・津和野観光の注意点まとめ

SLやまぐち号に乗ってみた 親子遊び
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先日、「SLやまぐち号」に子どもと一緒に乗ってきました。


蒸気機関車に実際に乗れる、貴重な観光列車。


SL推しの息子も大喜びで、子連れ旅にぴったりでした!



切符の取り方にコツがあることや、津和野で困ったこともありましたが、事前に知っておけば安心して楽しめます。



この記事では、SLやまぐち号の乗車体験を、予約〜当日の様子・観光の注意点まで、子連れ目線でまるっとご紹介します!





この記事はこんな人におすすめ
  • 子どもと一緒にSLに乗ってみたいと思っている方
  • SLやまぐち号の予約方法や乗車の流れを知りたい方
  • 津和野観光とセットで電車旅を計画中の方
  • 連休や夏休みのお出かけ先を探している方










SLやまぐち号とは?

SLやまぐち号


D51型に乗れる!新山口~津和野を走る観光列車


SLやまぐち号」は、新山口駅(山口県)~津和野駅(島根県)間を走る観光列車です。


この列車の最大の魅力は、なんといっても蒸気機関車「D51」に実際に乗車できること!


2025年現在、蒸気機関車に乗れる場所は、全国でも数か所しかありません。


国内で乗れる蒸気機関車
(2025年現在)
  • 北海道:「SL冬の湿原号」(JR北海道)
  • 新潟~福島:「SLばんえつ物語」(JR東日本)
  • 茨城~栃木:「SLもおか」(真岡鐡道)
  • 群馬:「SLぐんま」(JR東日本)
  • 埼玉:「SLパレオエクスプレス」(秩父鉄道)
  • 埼玉:「SL大樹」(東武鉄道)
  • 静岡:「SLトーマス号」「大井川鐡道SL」(大井川鐡道)
  • 山口~島根:「SLやまぐち号」(JR西日本)

(※テーマパーク内を除く)




ゆずこ
ゆずこ

西日本は、この「SLやまぐち号」のみ。

(JR九州「SL人吉」は2024年3月に引退)

とても貴重ですね!




モクモクとあがる煙のにおい、大きな汽笛の音……


その迫力とレトロなデザインに、子どもも大人も夢中になること間違いなし!


沿線の風景をゆったりと楽しみながら、昔ながらの汽車旅を満喫できます。










運行は期間&曜日限定!5月〜12月の土日祝のみ


SLやまぐち号の運行は期間限定で、例年5月から12月の土日祝のみとなっています。


故障のため一時運休していましたが(2022年5月~)、
2024年5月から運転再開しています!




乗車を予定する場合は、事前に運行カレンダーをしっかり確認しましょう!


運行カレンダー|SLやまぐち号(公式HP)










SLやまぐち号の切符の取り方

SLやまぐち号の客車内の様子
SLやまぐち号、客車内の雰囲気(お客さんがみんな乗る前)


予約は「e5489」や「みどりの窓口」から


SLやまぐち号は、全席指定席の観光列車で、乗るには事前予約が必要です!

切符は以下の方法で購入できます。

  • JR西日本ネット予約「e5489
  • みどりの窓口
  • 駅の指定席券売機(みどりの券売機)




乗車日1ヶ月前の午前10時から予約可能。



ゆずこ
ゆずこ

満席になることも多いので、

連休などは特に、早めに予約しましょう!



余談ですが、「えきねっと」はJR東日本のサービスなので、SLやまぐち号の予約には使えないことに注意しましょうね!









SLやまぐち号は1日1往復!運行時刻をチェック


SLやまぐち号は、1日1往復しか運行しません


運行時刻(2025年)
  • 下り(新山口→津和野)
    • 10:54 発 → 13:07 着
  • 上り(津和野→新山口)
    • 16:12 発 → 18:00 着




新山口駅から往復乗車する場合、

  • SLに乗車(行き):約2時間
  • 津和野での滞在:約3時間
  • SLに乗車(帰り):約2時間

こんなスケジュール感になります。




ゆずこ
ゆずこ

子どもの機嫌、おやつの量、お昼寝タイム……

子連れには特に、事前のイメトレが重要ですよね(笑)





SL乗車前後の移動や、現地での観光計画をたてるためにも、予約前に時刻表のチェックをおすすめします。


運賃・時刻表|SLやまぐち号(公式サイト)











SLやまぐち号の乗車料金はいくら?


運賃は、通常の乗車券+指定席料金がかかります(2025年時点)。


新山口〜津和野大人子ども
乗車券1,170円580円
指定席1,680円840円
片道あたり料金2,850円1,420円
※グリーン車の指定席料金は2,500円(大人・子ども同額)




ちなみに、子連れが気になる「何歳から料金が必要?」か問題。



  • 0~5歳(未就学児):
    • 大人の膝の上に座る場合は無料
    • 座席を確保する場合は子ども料金が必要
  • 6~11歳(小学生):子ども料金
  • 12歳以上:大人料金




新幹線などと考え方は一緒です!




ゆずこ
ゆずこ

わが家は、下の子が3歳。

片道2時間も膝の上はキツイな……

せっかくの旅行だし、のびのびさせたいな……と思い

未就学児にも切符を用意しました。











SLやまぐち号の車内設備や雰囲気

SLやまぐち号の車窓から見える景色
車窓からの風景も最高


観光列車らしくにぎやか!子連れも安心


SLやまぐち号の車内は、観光目的の乗客が多く、明るくてガヤガヤしている雰囲気でした。


子鉄連れのファミリーや、ご年配の鉄道ファンの方、海外からの旅行客など……




ゆずこ
ゆずこ

さまざまな方がいましたが、

基本的には「旅を楽しみに来てる人たち」なので、

みなさんにぎやかでした(笑)





わが家も子連れでしたが、通勤・ビジネス利用者が多い電車のような緊張感は不要。


ちょっとはしゃぐぐらいでは目立たず、親としてはだいぶ気が楽でした。


もちろん最低限のマナーは必要ですが、全体的に子連れにやさしい空気感だったと思います。








授乳・おむつ替えも◎子連れ設備がしっかり


SLやまぐち号には、子連れにありがたい設備が整っています。

  • オムツ替え台
  • 多目的室
  • ベビーカー置き場




昔のレトロな外観ながら、中はちゃんと現代的です(笑)

車内の多目的室・多目的トイレ・荷物置き場



これらすべて、4号車と5号車の間の通路にありました。


長い乗車時間でも、環境が整っているだけでかなり安心できますよね!






展示や売店、展望デッキも楽しい


車内には、SLに関する展示などもあり、乗車中も楽しめる工夫がしてあります。

SLやまぐち号車内の展示&乗車記念スタンプ


3号車は売店もあり、SLやまぐち号限定のグッズやお土産も販売されていて、旅の記念にぴったりです!


SLやまぐち号のTシャツとチョロQ




さらに、最後方車両の展望デッキに出ることもできます(復路・新山口行きのみ)。


外の空気を吸って、景色も見て、子どもたちにもちょうどいい気分転換になったようです。


SLやまぐち号、復路の展望デッキ





2時間×往復と長いので、子どもがもつか心配でしたが、こうした“お楽しみ”のおかげで、最後までなんとかなりました……!












SLやまぐち号の撮影スポット・タイミング


おすすめの撮影チャンスはこの3つ!

  1. 新山口・津和野駅の発車前
     (停車中にじっくり撮れる)
  2. 往路の停車駅
     (仁保駅8分・地福駅12分)
  3. 津和野駅の「転車台」
     (方向転換の大迫力シーン)



新山口駅・津和野駅の発車前


発車前にホームで停車しているSLは、正面や横はもちろん、気になる細部の撮影にもぴったり!


ゆずこ
ゆずこ

行きの列車は新山口10:54発ですが

10:30頃にはホームに入ってきたので

比較的ゆっくり時間がとれます!

撮影のために、少し早めに向かうのも◎



とくに新山口駅のホームには、旅気分を盛り上げてくれるSL展示・装飾もいろいろ。


「SLやまぐち号」の旗も、駅員さんからいただけました。


新山口駅のホーム


「SLやまぐち号」の旗をもらった




日付入りボードで、記念撮影もしてもらえたり。

日付入りボードで記念撮影してもらえた



私たち家族も、ここでたくさん写真を撮りました!








往路の停車駅(仁保・地福)


往路(津和野行き)では、途中で停車時間が長く設定されている駅があります。


停車時間の目安
  • 仁保駅:約8分
  • 地福駅:約12分

※往路(下り)のみ、2025年現在



どちらの駅でも、ホームに降りてSLと写真を撮る乗客がたくさんいました!


ちょうどいい休憩にもなるので、気分転換を兼ねて出てみるのもおすすめです。


SLやまぐち号、地福駅の停車時間で撮影



↑地福駅ではこんな写真が撮れますよ!



※復路ではこの停車時間はないので、ここで写真を撮るなら往路のうちに











津和野駅の転車台


SLやまぐち号の車両は、津和野で転車台に乗って方向転換します。


SLやまぐち号車内にあった、津和野の転車台の案内


実際にSLがぐるっと回る様子を、無料で見学可能!


駅から5分程度歩きますが、鉄道ファンにとっては見逃せないポイント。


なかなか見られない、貴重なシーンを楽しんでみてください。


SLやまぐち号が転車台で方向転換するところ


「回ってる〜!」と、子どもたち大興奮でした。











津和野観光、子連れでの注意点

津和野「殿町通り」掘割を鯉が泳ぐ
津和野の「殿町通り」


滞在は約3時間、観光は計画的に


SLやまぐち号の、津和野での滞在は約3時間


町自体はコンパクトですが、観光スポットは駅から少し離れており、移動は基本的に徒歩になります。



  • 殿町通り(鯉のいる掘割エリア):駅から徒歩10〜15分
  • 太鼓谷稲成神社(山の上):駅から徒歩30分

    ※バスやタクシーはあまり見かけず……レンタサイクルは駅前にありそうでした




子どもと一緒だと、移動だけでかなり時間を使ってしまうことも。


行きたい場所が決まっている場合は、優先順位をつけて、あらかじめルートを考えておくのが安心です。





さらに、津和野は歴史情緒あふれる素敵な町ですが、子ども向けの遊び場やアクティブな観光スポットは少なめ


お子さんの年齢や好みに合わせて、楽しめそうな場所を事前にピックアップしておくと◎。





わが家(3歳&7歳)はというと……


  • SLの転車台をじっくり見学(大ヒット)
    →炎天下でバテ気味に……

  • 津和野駅で水分補給&涼む
    →駅構内も軽く探検

  • 殿町通りまで散歩、鯉を見学
    →暑くてまた子どもが不機嫌に……

  • おやつ(アイス)で気分回復




……と、子どものペースで動いていたら、それだけで帰りのSLの時間になりました。




ゆずこ
ゆずこ

「鯉のエサやり」も考えていたけど、転車台に夢中で時間切れ。

「源氏巻きの手作り体験」も興味があったのに、事前予約が必要と現地で気づいて断念……(笑)





わが家は行き当たりばったりでしたが……「どこに行くか・どう移動するか」考えておくと、より津和野を満喫できると思います!









駅近にコンビニなし


津和野駅周辺には、個人商店や土産物店はありますが、いわゆる大手のコンビニはありません。


そのため、軽食や子ども向けのおやつが手に入りにくいことも

私たちが訪れたときは、暑い日だったこともあり、駅前自販機の水・麦茶はほぼ売り切れ……!



ゆずこ
ゆずこ

緑茶やコーヒーは子どもが飲めないし、

かといってジュースばかり飲ませるのもなぁ……と焦りました。




こうした状況を避けるためにも、SL乗車前に飲み物・軽食を準備しておくのがおすすめです(特に夏場!)。




津和野は落ち着いた観光地である一方、商業的にはやや「静かめ」。
子連れは特に、現地での補給やトイレなども、事前にチェックしておくと安心です◎











SLやまぐち号はこんな人におすすめ!子連れ旅にもぴったり


SLやまぐち号は、家族旅行にもぴったりです!


こんな人におすすめ!
  • 電車好き・SL好きのお子さんがいるご家庭
    • SLを間近で見て、乗って、大興奮まちがいなし!
    • “乗り鉄キッズ”にもぴったりな観光列車
  • 家族旅行で、ちょっと特別な体験をさせてあげたい方
    • ふだん味わえない、非日常的で貴重な経験
  • 写真が好き・鉄道ファンの方
    • 撮影スポットや転車台など、“映える”瞬間がたくさん




ゆったりとした時間に大人も癒される、ノスタルジックな列車旅。


駅員さんや、沿線の地元の方が手を振ってくれる場面もあり、ほっこりした気持ちになれます◎


親子で楽しめる、ちょっと特別な鉄道旅を探している方におすすめしたいです!









まとめ|子連れSLやまぐち号の心得


SLやまぐち号、すっごく楽しかったです!

子連れでも安心して楽しめるように、ポイントを最後にもう一度まとめておきます。


「SLやまぐち号」
子連れ乗車のポイント
  • SLは全席指定&1日1往復
    • 事前の時刻確認と予約が必須!
    • 乗り遅れにも気をつけよう
  • 子連れも安心な車内環境
    • 多目的室・おむつ替え台・ベビーカー置き場◎
    • まわりも観光客がほとんど
    • それでも“乗車2時間”のイメージはしておこう
    • 売店・展示・展望デッキで気分転換
    • SL写真は「新山口・地福・転車台」がおすすめ
  • 津和野観光は“3時間”
    • 子ども向け遊び場は少なめ
    • わが家はSL・転車台・おやつが救世主(笑)
    • 駅近にコンビニがない!必要物資は事前に確保




「SLかっこよかったね~!」と笑って帰れるように、ちょこっとだけ事前準備して、余裕をもって楽しんでみてくださいね!




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